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JIS C 1604-1997 測温抵抗体規格改正の要点 1.はじめに 1997年3月20日、測温抵抗体のJISが改正されました。今回の改正の主眼は国際規格である IEC 751への可能な限りの整合であるため、試験方法や絶縁抵抗等かなりの部分が改正されています。但し、最も影響のある抵抗比は従来からIEC 751に整合されていたため、性能に関してはITS-90への対応による極めて僅かな抵抗値変更(IEC 751:1995年7月改正)ですので、従来品との互換性は保たれています。従いまして、適用規格年度が変わっても実際の製品に変更が加えられるわけでは ありませんので安心して使用できます。 2.改正の要点(1)シース測温抵抗体 JIS C1606の廃止 IEC規格はシース測温抵抗体と一般の測温抵抗体を区別しておらず、また、C 1606-1989「シース測温抵抗体」とC 1604-1989「測温抵抗体」は内容に多くの重複があるためC 1604に一本化した。従って、C 1606は廃止された。 (2)Pt10を新たに規定 IEC規格にはPt100とPt10の2種類規定されている。日本国内では全く使用されていない抵抗 値であるPt10が新たに規定された。 (3)JPt100を廃止 IEC規格にはJPtは存在しないため、国内での使用はまだ多いにもかかわらず廃止された。但し、今 後とも補用品の需要はあるため、解説にJPt100の基準抵抗値表(IPTS-68)を掲載した。基準抵抗値は従来の規格の表をそのまま用いた。 (4)規準抵抗値をITS-90の温度目盛りとした 改正前規格はIPTS-68に準拠したものであったため、IEC規格と同様ITS-90温度目盛りの 規準抵抗値とした。但し、目盛りの変更による差よりも抵抗値の変更の差の方が大きい。但し、その差は極めて微少で、350℃で+0.1℃、600℃で+ 0.37℃とクラスAの許容値の1/5程度の差であるため、実用上互換性がある。抵抗比R100/R0=1.3851となった。規準抵抗値は計算式が正と なり、抵抗値表は付表として添付されるようになった。 (5)使用温度範囲の上限を850℃とした 従来のJISでは使用温度範囲を-200〜650℃と規定していたが、IEC規格に整合させ、- 200〜850℃と規定された。欧州では高温用素子を供給する所はあるが完成品として供給するところは少ない。国内でも現在、高温用の需要はないと思われ る。850℃では熱電対のRの方が許容差は小さい。
最近の計器は測温抵抗体に流す電流は小さくなっており、1mA以下が普通である。そのため、5mAを 削除し、0.5mAを追加した。
(7)絶縁抵抗の値を常温ではDC10〜100V、100MΩとした IEC規格に合わせての改正であるが、10Vの試験電圧は実際的でなく、個別検査では100Vが望ま しいと言える。
(8)内部導線の結線方式にIECタイプが追加された。 導線の記号はA,Bを用い、JISタイプはA:赤色、B:白色で表しても良い。但し、3導線のIEC タイプはA:白色、B:赤色で表示する。
(9)特性、試験方法にIEC規格を導入 各種試験方法にIEC規格が導入された。追加された検査の多くの試験は形式検査で、受渡検査には新た な項目追加はない。 (10)端子の色表示にIECタイプが追加された IEC規格と従来JISでは3導線式の色表示が全く逆の赤・白表示である。(A-B-B:JIS/赤 �白�白、IEC/白�赤�赤)IEC色表示の場合にはIEC端子色である旨の表示を義務づけた。 |
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技術的なお問い合わせ、カタログ請求はE-mailで:jp-sales@okazaki-mfg.com 更新日:2010/05/31 (Since:1997/8/25) |
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