2006.07.31 更新

■スリーブ部分が高温に曝された場合の事例

1.使用中にスリーブ部分が、150℃以上と予測される温度に曝された後断線(正確な温度不明)

 断線のメカニズムは、熱電対素線とエポキシ樹脂の熱膨張係数の違いが大きいため、限界温度以上で使用すると膨張した樹脂による引っ張りが大きくなり、素線が耐えきれず断線に至ると推定。当社使用のエポキシ樹脂は16×10-5/℃程度、クロメル線は13.1×10-6/℃と約10倍異なる。


(1)短時間:数時間使用後の外観 褐色に変色

(2)長時間:ほぼ1年使用後後の外観 ほぼ黒く変色


(3)拡大X線撮影により、スリーブ内部の断線箇所を観察
素線部分で明らかな断線
補償導線との接合部近傍で、素線が細っている。

2.スリーブ変色の程度

当社における充填材(エポキシ樹脂:耐熱80℃)の高温暴露試験結果: 80℃、100℃および150℃ 最高5日間

結果:80〜100℃程度ではほとんど変色しない。150℃では、4時間程度で変色。褐色になる。スリーブのエポキシ樹脂が変色していたら要注意!